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◆WHO(世界保健機関)初のガン報告
WHO(世界保健機関)は2003年4月3日に初の「世界がん報告」を発表。がんの発生が2020年に年間一千五百万人と今の1.5倍に急増する恐れがあると警告しました。これは高齢化社会の背景や、喫煙の増加が原因とされております。そのなかでも「喫煙」によるガン発生率の増加を強調しています。
また、「発ガン物質のうち35%は食事にあり、次いでタバコが30%を占める」とも報告されています。正常な細胞にも細胞をガン化させる遺伝子があり、放射線、化学物質、ウイルスなどの刺激がもとで細胞のガン化が起こります。

◆物質による発ガン過程
第一段階:起始(イニシエーション)
細胞がガン化するきっかけで、細胞・DNAの突然変異の段階です。
この時DNAに突然変異を起こさせる化学物質が発ガン物質です。
タバコや魚・肉の焼け焦げにできる化学物質 トリプP1・2
ワラビ プタキロサイド
コーヒー豆 クロロゲン酸/AF2
カビの毒素 マイコトキシン/アフラトキシンB1
繊維状に結晶した鉱石。熱や酸・アルカリに強く、非常に丈夫な繊維 アスベスト
自動車の排気ガスやタバコのタールに含まれる ベンツピレン
紫外線 /放射線 /C型肝炎ウイルス(HCV) /成人細胞白血病ウイルス

などが良く知られています。
第二段階:促進または進行(プロモーション)
発ガン物質によって変化した細胞の増殖を促進します。
ガンの促進を起こす化学物質としては以下のような化学物質が挙げられます。
人工甘味料 サッカリン
鎮痛剤、神経系薬剤 フェノバルビタール
海草に含まれる アルカロイド
巴豆油に含まれる ホルボールエステル

これらには単独で発ガンさせる力はありません。
この二つの作用が行われない限り、正常な細胞がガン細胞に変化することはありません。
◆食物中の発ガン物質
ただし、ガンが発生するには多くの要因と生活文化、環境が複雑に絡みあっていますから、これらの食品すべてが必ずガンを生み出すということではない、ということに注意して下さい。「あくまで疑い深いもの」でしょうが、これらの発ガン物質はいくつかのグループに分類されています。
  1. 素材そのものに含まれる
    アクの強い山菜などに多く見られるベンツビレン、ブタキロサイド(わらび)サイカシン(ソテツの実)魚・肉の焼け焦げにできるヘテロサイリックミン。大豆の焼け焦げに含まれるアルフェリカルポリンなど。

  2. 加熱などの調理によって出来るもの
    スルメ・乾魚を直火であぶった時、表面に出来るニトロソアミン

  3. 食品添加物
    ソーセージ、ハム、ベーコンなどの発色剤、が食品の製造過程で生み出すニトロソアミンに代表されるもの

  4. カビ
    有害なのが、ピーナッツなどのナッツ類やとうもろこしにつくかびで、これには強い発ガン性が認められています。また、ある種のチーズのように意図的にかびを用いた食品については発ガンの心配はありません。

  5. 物の消化吸収課程で体内に出来るもの
    塩分の多い食物が胃の内壁に障害を及ぼす場合、おかゆなど熱いものを流しこんだり、刺激の強いものを取りすぎることも同様

  6. 遺伝子置き換え食品の長期に摂取した時の安全性の証明が不完全な時
    遺伝子栽培大豆・トウモロコシなど


ビタミン類やカロテノイド類、ポリフェノール類のような抗酸化成分により発がん性が阻害されることがあります。ある物質が動物実験で発がん性を示したからといって、すぐそれがガンの原因になるとは限りません。完全に回避するのではなく、注意すべき食品であると、認識して「多量・集中」させず、お茶や果物や野菜をバランスよく食べることが、かしこい食生活といえます。

直接喫煙(能動喫煙)とガン
タバコの煙の中には発ガン創始物質、発ガン促進物質が200種類以上存在しており、約60種類の動物実験のほとんどにガン、または前ガン病変ができている。
人間もタバコを吸引し続けると、肺、喉頭、口腔、咽道、食道、胃、肝臓、膀胱、膵臓、子宮などほとんどの種類のがんリスクが、吸う量が多いほど、そして喫煙開始年齢が早いほど高くなります。

間接喫煙(受動喫煙)とガン
タバコの副流煙(火のついた方からの煙)には主流煙(吸い口からの煙)と比べ52倍も強力な発ガン物質ニトロソアミンが多く含まれています。
肺がんのほか、副鼻膣がん、脳腫瘍、乳がん、それに心臓病などのリスクが受動喫煙で高くなります。
近年アメリカなどはレストラン、公共の場所などで厳しい喫煙規制が行われ始めています。
職場でも、非喫煙者がタバコの煙を吸わなくてもすむような規制(いわゆる分煙)が実施されています。







化学物質による発ガン過程
天仙液の国際癌病康復協会 関西支部